そこに道があるから…
西国街道を走る(第1回)
スタートは西宮神社。
恵比寿様の総本社。
毎年1月10日の「えびす大祭」は多くの商売人で賑わう。毎年恒例の「福男」選びでもすっかり有名だ。
恵比寿様の神社とあって豪華な感じだ。
ひととおり見学を済ませて、さあ出発!
東門の前の通りをまっすぐ東へ進む。
本来の西国街道はこれより少し東の道を北上しますが、現在は道が途切れています。どうせ通れないなら走って楽しい方を選びましょうか(^^)。
市役所近辺は緑も多く気持ちよいです♪
市役所と道路を挟んで向かい側にあります。
この辺りは道が寸断されています。とりあえず運動公園の中を走りましょうか。WCも自販機もありますし。
谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場する。
こちらも同じく『細雪』。
西国街道の続きです。運動公園の北側出口から出ます。
この辺りからきちんと「西国街道」の表示があります。
車通りも少なく走りやすい道。
ま~っすぐ♪
「日本三躰 厄神明王」と書かれている。 弘法大師自ら愛染明王と不動明王が一体となった明王像を3体刻み、そのうちの一体がここにあるものだそうだ。ちなみに門戸厄神へは毎年初詣に行っている(^^)。
道なりまっすぐ。
駅が近づいてきた。
なんだ!あの薄っぺらいビルは!
思わずシャッターを切ってしまいました。
(街道はこちらの方向ではありません。)
信号を渡ってさらにまっすぐ。
車通りも少なく走りやすい道です。
気をつけていないと見落とします!ここを斜め左に曲がります。
川(溝?)沿いの細い道。
案内板があります。
阪神水道企業団の敷地で西国街道は一旦寸断されます。標識に従ってカクカク曲がります。
新幹線の手前を右に。
甲南ポンプ場の前を通ります。
新幹線の高架をくぐって・・・
道なりに進みます。
この辺りは最近整備されて広くなった道路。
渡ってさらに道なりに。
浄水場のフェンスに沿って右側の細い道に入ります。実際の西国街道はこの辺りからまっすぐ武庫川を渡っていたのでしょうか。
今は武庫川へ抜ける道がないので、こちらから迂回しましょう。
報徳学園の敷地内ですが、市民も自由に通っています。おおらかな学校です(^^)。
(駅伝はとっても速いです。)
西国街道はこのまままっすぐだったのでしょうが、さすがに川は渡れません。
もともとはここに渡し船があったようです。
2003年9月、「髭の渡し花咲き会」が、荒れ放題になっていた河川敷をコスモス畑にしようと計画しました。 新聞に「種まき当日の飛び入り参加を歓迎する」旨の記事が出ていたので、飛び入り参加させてもらいました。 当時は大きな石がゴロゴロあって、土もガチガチで「こんなところに本当に花が咲くのか。」と思いましたが、 秋には立派なコスモスが♪感動しました!
年々花の数が増えています。今では観光バスも訪れ、すっかり花の名所になりました。
橋の真ん中あたりが西宮市と尼崎市の市境。
武庫川沿いの道は歩道も狭く危険なので、一旦下へ降りましょう。
堤防下の道を川と並行して北に進みます。
少し広い道に出ます。ここをまっすぐ行くと西昆陽の交差点で171号線と交わります。
ここから伊丹市に入ります。
国道171号線(イナイチ)に入ってしばらく東に進むと、昆陽の里の交差点手前の左手側にあります。
伊丹市内にある西国街道の道標等については、 伊丹市のホームページに比較的詳しく記載されている。
昆陽の里の交差点のところから南側に渡ってこの細い道を進みます。分岐点に建っているのが右の写真の案内柱。
伊丹市内には要所要所にこのような案内柱があります。
道標がありました。
小さな公園の中にある。
阿迦井の手前の道路から北側を見たところ。正面に見えるのは「昆陽(こや)寺」。
西国街道はこの先を左(北)に曲がって、寺本4丁目の交差点で171号線を一旦渡ります。 イナイチを渡るにはここを渡るしかないのですが、昆陽寺に寄るためには渡ってからまた戻らなければなりません。 この道の突き当たりに地下道くらいつけられませんかねぇ~、伊丹市さん。
天平5年(733年)行基が開基したと伝えられている。山門は県指定文化財。
イナイチ沿いに進むと左手に西天神社が見えてくる。間口は狭いが奥が結構広い。
イナイチを再び東南側へ渡る。
渡ったところの角にある案内柱。ここからイナイチを離れて細い道を東へ進む。
左手奥に見えるのが上の写真を撮った歩道橋。
ここを道なりに進む。
住友電工の敷地前にあります。
隣の写真の公園前にあります。
昆陽・昆陽野についての説明が書かれている
道なりに進む。いかにも街道筋といった風情だ。
県道142号線(米谷昆陽尼崎線)の手前の公園にある。
「稲野村道路元標」と書かれていたらしいが、「標」の部分は埋まっている。
街道の雰囲気を残した道が続く。
稲野小学校の校門脇にある。道標には「すぐ中山・小濱」と書かれている。
伊丹市内にはこのような行程図も所々に設けられている。
道路を渡って左側が警察署。この辺りが伊丹の中心街だ。ここを左に曲がってまっすぐ行くと昆陽池がある。
さらに街道らしい道が続く。
中には戦車が一杯。
街道からは少しそれるが、県道332号線を渡ってすぐの三叉路を左側へ行くと「御塚」がある(西国街道は右側の道)。 こちらの道も途中にお地蔵様があったりして、街道のような雰囲気なので、長い間こちらが西国街道だと思っていた。
妙宣寺が法華宗に改宗した際に、それまでの真言宗と訣別するために仏像や教典を埋めた場所だとされる。 妙宣寺はこの少し北東にある。
御塚を過ぎて2つめの筋を左に入ると、右写真の妙宣寺と向かい合わせに竹塚がある。
妙宣寺の隣にある神社。ここに右写真の「茶碗樋」がある。
かつて瑞が池からの取水に関して荻野と鴻池の2つ野村の間で争いが絶えなかったところ、和解により、「村の境に樋を設けてこの茶碗大の穴から漏れる水以外はすべて瑞が池に取り入れる」ことが決まり、それ以来争いはなくなったと伝えられている。これは彼の地から移設されたものらしい。
この前の道路で西国街道と有馬街道が交差している。道標には「すぐ西宮(東)」、「すぐ中山・ありま(南)」、「すぐ京(西)」、「すぐ大坂(北)」とそれぞれ書かれている。
この先の交差点の手前に案内板
大鹿東口の交差点を越えてさらに道なりに進む。
左手に「伊丹坂」という名の美容院もある。
結構な急坂だ。
伊丹坂の途中、右側に「伝和泉式部の墓」の標識がある。矢印に従って進んでみる。
伊丹に関連する歌としては「津の国の こやとも人を いふへきに ひまこそなけれ 芦の八重葺」がある。
きれいな五輪塔である。
伊丹坂の途中、県道13号線(尼崎伊丹線、通称「産業道路」)の手前で旧西国街道を南北に横切る約1.2kmの散歩道。よくジョギングに利用している。
産業道路を越えて少し行くと、多田街道と交差する。
西国街道と多田街道が交わる地点(辻)に建てられた石碑。自然石で「従東寺拾里」などと書かれている。
西国街道を挟んで辻の碑とは反対側に「水車小屋」があるらしい。
行ってみた。多田街道の修景活動の一環として地元の人たちが手作りしたらしい。
ここから本道へ戻ります。
JRの踏切を越えます。
少し行くと猪名川の堤防が見えてきます。
恐らくこの辺りを渡っていたのでしょうが、さすがにこの川(一級河川)は越えられません。迂回しましょう。
堤防脇の道路は歩道がなく車通りも多く危険なので、一本手前のこの道を迂回しましょう。
猪名川を渡ります。
飛行機の見える公園として平成13年にオープン。日曜祝日にはカメラマンや親子連れで賑わう。
伊丹の人間はここを「大阪空港」とは決して呼ばない。敷地の殆どは伊丹市なんです。
そうです、私は伊丹人です(^^)。
時々ぼぉ~っと飛行機を眺めに来ます。
ぼぉ~っ・・・
どっかの知事さんよ、伊丹は必要な空港です。
箕面川に沿って東へ向かいます。
ここをくぐって・・・
道なりに進みます。
現在の豊島南あたり。「北今在家」は旧地名だが、阪急バスの停留所にはその名が残っている。
少し行くと・・・
中国自動車道と阪神高速が合わさった辺りにぶつかります。進めません!地下道を通ります。
地下道は一度外へ出て再び道路を越える2段階になっています。暗くなってから通るのは怖そうです。明るいうちに通りましょう。
地下道を越えるとすぐ左手にあります。
バス通りを渡ったところから振り返ってみたところ。奥の森になったところが住吉神社。
さらに道なりに進む。
阪急宝塚線にぶち当たる。
おお、まさに西国街道っ!
国道176号線に合流します。西国街道はここから176号線を石橋阪大下交差点で斜めに渡ってほぼ北向きに道なりに続きます。