るんるんjog

そこに道があるから…

山の辺の道コース

近鉄天理駅~JR桜井駅(約15km)

ルートマップ準備中

タイムテーブルPDF版(約80KB)

(1)田井庄池公園

  1. 近鉄天理駅のすぐ南側、JR天理駅のすぐ西側にある公園。 公園内には機関車が展示してあり駅からでも見えるので、これを目印に行ってみよう。 公園内のトイレはゆとりのある広さ(車いす用もある)できれいにされているので、 ここで着替えさせてもらいましょう(^^)。感謝。公園広場で準備体操。 いよいよマラニックの始まりです。

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★近鉄天理駅

  1. 全ては駅から始まる・・・(どこかの鉄道会社の宣伝みたい)。 天理駅は天理教の大会が開かれる日はかなりの乗降客があるようだ。トイレも十分な数がある。駅舎も立派。

  2. 桜井から天理へ向かって歩いたときの写真。もうすぐ天理駅・・・夕陽が落ちていく・・・ああ、哀愁・・・。 やっとの思いで天理駅に着いたのは7時頃だった。
    以前”山の辺の道”を桜井から天理に向かって歩いたときは天理駅に着いた頃にはどっぷりと陽が暮れてしまった。 天理駅の大きさがやけに心強く感じられた。
    マラニックの旅はまだこれから。

  3. 天理教本部

    教団の方が毎日熱心に清掃されているらしく、とてもきれい。

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(2)石上(いそのかみ)神宮

  1. 石上神宮

    (境内自由、WCあり)
    ”山の辺の道”(南)出発点にあたる石上神宮。右下の看板の通り、 ここから右に折れると”山の辺の道”のスタートだ。

  2. 祭神は”布都(ふつ)御霊神・布留(ふる)御霊神・布都斯(ふつし)御霊神”。
    石上神宮は神武天皇元年(紀元前660年)にその基礎が出来上がり、 崇神天皇7年(紀元前91年)に当地に移されたという日本最古の神社。今から・・・何年前???

  3. ”ゆふぐれの石上神宮♪”

    初めての”山の辺”は桜井側から天理に向けて1人で歩いた。石上神宮の手前で道に迷った(^^;。 当時はまだ道標がしっかりしておらず、かまぼこ板くらいの標識(?)を見落としたためだった。 たまたまご夫婦で歩いておられる方に出会い、道を尋ねると、「私たちも迷っているんです。 今ここを2周目です。」とのお返事。ああ、旅は道連れ、迷子も道連れ・・・ でも3人になると迷子も心強い(?)。近くのお宅で道をお尋ねしてようやくここへ。 ちょっぴりせつなく、ちょっぴり楽しい思い出です。

  4. 境内には柿本人麻呂の歌碑もある。
    『をとめらが 袖布留山の 瑞垣の
    久しき時ゆ 思ひき吾は』

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(3)内山永久寺跡

  1. 永久寺跡の案内板。

    ”山の辺の道”はコースのほとんどが『東海自然歩道』に指定されているので、 随所に案内板が立っている。右下の写真は当時の盛況ぶりを示す境内図。 かつては52もの寺坊をもつ大寺院であったらしい。 永久年間(1113~1118年)に鳥羽天皇の勅願により創建された真言宗の寺院。 山号「内山」、院号「金剛乗院」。明治時代の廃仏毀釈により荒廃したが、 東大寺の持国天・多聞天像(重文)はもとこの寺にあったものである。

  2. 左の案内板の向かいにある池。

    ここもかつての庭園の跡だそうだ。 池の周りには芭蕉の句碑『うち山やとざましらずの花ざかり』や 萱御所跡(後醍醐天皇の隠れ家)の碑が立っている。

  3. 桜井側から来ると、永久寺を少し越えた辺りに「石上神宮へは下の道です」という案内板があった今はないかも)。 この「下」ってのが分かりづらい。下へ下る道なのか、案内板から見て下の道なのか・・・ここでも道を間違えた・・・。 道標を作るときにはよほど考えて作らなくては。 以前どこだったかで分岐点をどちらに進むか分からず、 不安なまま少し行くとようやく道標が立っていたということがあった。分岐点に立てろよぉ~。

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(4)峠の茶屋

  1. 永久寺跡からは多少アップダウンのあるハイキング道。 少々きつい坂を上って石畳の急坂を下りたところにあるのがこの”峠の茶屋”。ここで一息。 自販機、WCもあるし、店ではお団子も売っている。WCの前に生えているのはクルミの木。 暑い季節に行くと扇風機が回っているのがうれしい。
     峠の茶屋を出るとすぐ少し広めの舗装道路を右に折れます。 見晴らしが良く、少し下り坂。ぐんぐんとばせます(^^)。

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(5)夜都岐(やとぎ)神社

  1. 夜都岐神社(境内自由)

    夜都岐神社の鳥居。嘉永元年(1848年)に春日大社よりこの地に移された。 祭神は春日四神。宮山古墳の上に建つ。

  2. 鳥居の前に立っている案内板

    左の写真の左手の道からやってきてここを右に折れて写真手前の道を進む。 周辺はのどかな田園風景。この辺りは多少道がくねくねしているが、 道標がしっかりしているので「竹之内環濠集落」方面に進めば迷う心配はない。

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(6)竹之内環濠集落付近

  1. この辺りはのどかな田舎道。道は舗装されているが、両側は田園と柿・みかん畑が広がり視界が広がる。 (ただし日陰がほとんどないので、暑い季節は注意。)ここからは道標の「衾田(ふすまだ)陵」方面に進む。 まだまだ5km(^^;。

  2. 『環濠集落』…
     外敵の侵入を防ぐために村の周囲に濠を巡らした集落。南北朝・室町期に多く作られた。

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◆周辺の史跡

  1. ”大和神社”はここより1kmほど西ですが・・・。
    『大和(おおやまと)神社』 天理市新泉町306
    祭神:大和大国魂(やまとおおくにたま)大神、八千戈(やちほこ)大神、御年(みとし)大神。 一の鳥居の前を通る道は”上ツ道”。

  2. 『萱生(かよう)環濠集落』

    見ただけではよくわからないが・・・。周りは柿畑が広がる。みかん貯蔵所の少し南にWCあり。 さらに南には古墳時代に作られた前方後円墳である西山塚古墳(全長111m)がある。

    『衾田(ふすまだ)陵』《手白香皇女衾田陵(たしらかのひめみこふすまだのみささぎ)》

    継体天皇の皇后である手白香皇女の陵。宮内庁の管轄の陵はどこもきれいだ(金がかかっている)。

    『黒塚古墳』

    JR柳本駅より徒歩5分。山の辺からは天理市トレイルセンターの前の広い道を西へ下っていく。 平成10年に”三角縁神獣鏡”が大量に出土して一躍有名になった4世紀前半の前方後円墳。 平成14年10月には黒塚古墳展示館がオープンした(入館無料、月・祝休館)

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(7)念仏寺

  1. 『念仏寺』

    このお寺の正面辺りから未舗装の道が続いている。 この道に入るところに100円均一の自動販売機があった(今でも100円かどうかは保証しませんが・・・)。 ここで”ヴォルビック”のボタンを押すと、出てきたのは”クリスタル・ガイザー”だった(ショック!)。 何故?広告に偽りあり!

  2. この近辺は『大和古墳群』と呼ばれる地域。念仏寺の墓地群は”灯篭塚古墳”の上に設けられている。 見晴らしはなかなかだ。
    『大和古墳群』…西殿塚古墳・中山大塚古墳、下池山古墳、西山塚古墳、篭山古墳。
    写真は桜井側から見たところ。周囲はのどかな田舎道が続く。

  3. 念仏寺の正面の道から中山大塚古墳を見ながら進むと中山観音堂を経て、石仏の並ぶ石畳の道に出る。 広々として爽快だが、時間によっては往来が多そうだ。少し行くと柿本人麻呂の歌碑がポツンと立っている。

  4. 柿本人麻呂の歌碑

    田園の中にさりげなく立っている。田圃の中の一本道を地元の人が自転車で行き交う。 ああ、ここでは万葉集の時代がそのまま生活にとけ込んでいるんだなあ~。
    『衾道(ふすまじ)を引手の山に妹を置きて山路を行けば生けりともなし』

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(8)長岳寺

  1. 『長岳寺』(拝観料必要)
    長岳寺へは少し寄り道。時間に余裕があれば寄ってみよう。境内では山の辺そうめんが食べられる。 あぜ道のような細い道を通っていったような気がするが、あれは正規の道ではなかったのかな?。 ま、いいか(^^;。

  2. 長岳寺付近は細い道がたくさん分岐していてわかりにくい。道標を丁寧に見て進もう。”桜井”方面に進めば間違いない。

  3. 天長元年(824年)、弘法大使が大和神社の神宮寺として開いた。 大和十三仏の第4番札所。本尊は阿弥陀三尊像(重文)。

  4. 近くには『天理市トレイルセンター』がある。山の辺の野鳥や草花がパネル展示されている。 入館無料。無休。周辺道路は良く整備されていて広くてきれいだ。JR柳本駅へはここでリタイア。

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(9)崇神天皇陵付近

  1. まるで山のよう。
      行燈塚古墳ともいう。全長242mの前方後円墳。「柳本古墳群」の一つ。
    ※崇神天皇=第10代天皇

  2. 遠くに三輪山がみえる。
    この辺りは”山の辺”の中でもかなり景色の良いところだ。 どこまでも続く田園風景。遠くに見える山々・・・。いつまでも、いつまでもこの自然が残っていて欲しい。 そう願わずにはいられない。

  3. まさに「山の辺」!
    崇神天皇陵のすぐ東側には櫛山古墳がある。この辺りは”山の辺”ムードいっぱい!

  4. 速く走るともったいないよ。ゆっくり走りましょう。ときには歩きましょう。深呼吸しましょう。の~んびりしてきますね。

  5. 崇神天皇陵を過ぎたところにベンチと屋根のある休憩所がある。 WCの前であることに目をつぶれば、ここで軽食を頂いてもよいでしょう。 少し高台になっているので見下ろしの景色が素晴らしい。近くに喫茶店もあったりする。ちょっと一服。

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(10)景行天皇陵

  1. 天皇陵の周辺には曼珠沙華の花が。(9月中旬撮影)
    渋谷向山(しぶたにむかいやま)古墳とも呼ばれる。 全長300mの前方後円墳。※景行天皇=第12代天皇
    景行天皇陵も崇神天皇陵と同じく『柳本古墳群』の1つである。 同古墳群には他に、アンド山古墳、天神山古墳、上ノ山古墳、シウロ塚古墳、黒塚古墳、柳本大塚古墳 (・・・以上前方後円墳)、櫛山古墳(双方中円墳)などがある。 黒塚古墳からはニュースで話題となった『三角縁神獣鏡』が発掘されている。

  2. 崇神天皇陵南側の休憩所からは細いアップダウンのある道が続く。 景色も開けてきて、のどか~な気持ちにさせてくれる。
    この辺りにはみかんや柿の無人スタンドがあちらこちらにある。 まだまだ序盤戦、あまり買いすぎないように・・・(^^;。 額田女王歌碑を過ぎたら道なりにまっすぐ進み、車道を左折する。 山の辺の道は次の”山の辺みかん狩り休憩所”のところを右折するのだが、 せっかくここまできたのだから『相撲神社』にも寄ってみよう(^^)。

  3. この辺りからは三輪山がきれいに望める。 大神神社、狭井神社がご神体としている山だけにとても神聖な感じがする。

  4. 景行天皇陵の近くにある”珠城山古墳群”の案内看板

    古墳時代後期の前方後円墳が3基あったが、3号基はほとんど消滅してしまっているらしい。

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(11)相撲神社

  1. 『相撲神社』(境内自由)

    野見宿彌(のみのすくね)と当麻蹴速(たいまのけはや)が、 垂仁天皇の御前で初めて相撲をとったとされる相撲発祥の地。 土俵らしきものがあるにはある・・・。相撲の結果は野見宿彌の勝利だったそうだが・・・ (続きは恐ろしくて書けない。当時の相撲はスポーツではなかったのね。)。

  2. 相撲神社を背に西へ戻るところ。この道をそのまま東へ少し進むと” 穴師坐兵主(あなしにいますひょうず)神社”(境内自由)がある。

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(12)大和の青垣

  1. この辺りは結構な登りになっています。景色を楽しみながらゆっくり歩いてみるのも良いかもしれませんね。 もうすぐ10km。笑顔笑顔(^^)、のんびり行きましょう。

  2. 少し高台になっているので、景色は最高。
    爽やかな風の吹く秋がベスト・シーズンか。

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(13)檜原神社

  1. 『檜原神社』(境内自由)

    檜原神社の西側から正面の鳥居を撮ったもの。

  2. 玄賓庵へ向かう途中の道。檜原神社からは、正面の道を下りずにそのまま南へ続く細い道を進む。

  3. 境内から西側を見たところ。少し先に茶店があり、暑い季節はかき氷もやっている。 遠く二上山を望むこともできる。ここからの景色もなかなかだ。

  4. 三輪山に向かって建つ三鳥居。三輪山をご神体とするため神殿はない。

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(14)玄賓庵

  1. 『玄賓庵』

    言宗のお寺。(要拝観料)
    道が少々曲がりくねっていても、道標を確認しつつ道なりに進めば迷う心配はない。 空は青く風は緑。のんびり、のんびり(^^)。

  2. 玄賓庵周辺。景色はすっかり山の中だ。

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(15)龍神神社

  1. 平安時代に玄賓僧都が住んでいた庵で、明治時代にこの地に移された。

  2. 神武天皇聖蹟碑。神武天皇(神大和磐余彦)といえば、高天原から降臨した瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の御曾孫。 BC660年に大和国畝傍の橿原宮で即位して初代天皇となる。 陵墓は橿原神宮の北の畝傍山東北陵(うねびやまうしとらのすみのみささぎ)に比定されている。

  3. 龍神神社の鳥居。この辺りは比較的平坦で走りやすい道が続く。

  4. 龍神池

  5. 9月頃なら道のあちらこちらで曼珠沙華を見ることができる。

  6. 狭井神社へ向かう道

    まっすぐに続く道についついスピードも上がる?・・・もうすぐお昼ご飯(^^)。

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(16)狭井(さい)神社

  1. 狭神社

    『狭井神社』(境内自由)

    狭井神社の拝殿。檜皮葺の落ち着いた雰囲気だ。拝殿の左横には霊泉の湧き出る『薬井戸』があり、 自由に飲むことができる。水筒に入れておくと良いかもね。 またこの裏には三輪山への登山口があり、受付で初穂料を納めて入山することができる。 頂上までは徒歩2時間(走れば1時間?)。

  2. 大神神社へ向かう道

    狭いので1列になって走りましょう。ちょっとややこしいけれど池を回って道なりに行けば大丈夫。

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(17)大神(おおみわ)神社

  1. 大神神社の拝殿(改修前)(境内自由)

    祭神は大国主命(おおくにぬしのみこと)。三輪山をご神体とするため本殿はない。
    さあ、この辺りで昼食にしましょう。境内は広いし水道もWCもきれいです。 狭井神社の御霊水を飲みながらちょっと一息♪

  2. 大国主命は酒の神様でもある。
    境内には薦被りがずら~っと並ぶ。
    こらこらまだ飲んではいけませんよ(^^;。

  3. <

    大神神社の鳥居

  4. 解体修復工事後の拝殿

    立派だあ~。

  5. 表参道は広くてとっても立派。
    でも、昼食後のスタートはこの参道からではなく、南側の細い脇道から参りましょうね。

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(18)平等寺

  1. 『平等寺』(曹洞宗、境内自由)

  2. 聖徳太子像も祀られていた。

  3. 本堂

    廃仏毀釈により廃寺となっていたが、その後再興され、この本堂は昭和57年に再建された。

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(19)金屋の石仏

  1. 高さ約2mの岩盤に線刻された仏像(釈迦如来(右)・弥勒如来(左))が安置されている。

  2. 山裾の細い道を下っていくとポツンとお堂が建っている。お堂の下も覗いてみてね。

  3. 金屋の石仏の向かいには近代的な『喜多美術館』がある。

  4. ヒソップの花?

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(20)海柘榴市観音

  1. 海柘榴市観音の説明板

    椿市は日本最古の市場の跡だそうだ。古代の若い男女がここで歌を詠み交わして良き人を求めたそうな。 よーするにナンパの場所ね(^^)。

  2. 金屋の石仏から海柘榴市に至る道の辺にも曼珠沙華が咲き誇る。初秋は山の辺が最も美しい季節だ。 ゴールまで約1.5km。

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(21)大和川

  1. さあ、いよいよゴール間近。大和川の河川敷に出たら大きく深呼吸。 長いようで短かった”山の辺の道”マラニックももうラスト。ここからは市街地に入ります。 時間にゆとりがあればゆっくり川辺を歩いてみましょう。忘れかけていたあの草この草に出会えるかも。 右手(西)に見える「大向寺橋」を渡ってゴールのJR桜井駅を目指しましょう。

  2. 大和川の近くに咲いていた曼珠沙華

    さようなら”山の辺”。また来るからね。

  3. 大和川の河川敷に立っている『仏教伝来地』の碑

    「今から約1500年前の538年に百済よりこの地に伝えられたんだ~。」などと感慨に浸りつつ、 山の辺を後にするのであった・・・。

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(22)JR桜井駅

  1. JR桜井駅までは地図中の点線のルートを通るのが一般的ですが、 この道は完全に駅前通であるので、ハイキングスタイルで歩いて通るならまだしも、 汗でズブズブのスタイルで”走って”通るにはかなり勇気がいります(^^;。 ここはちょっと遠慮して裏通りを通りましょ。桜井高校の前の道路はあまり車通りも激しくなく走りやすい道です。 ランナーは歩行者の邪魔をしてはいけません。 常に公道を「走らせて戴いている」という気持ちを持って走らなければ・・・と思います。

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